ホラー映画ベストテン(2012年)

Washburnさんの「男の魂に火を付けろ」のハロウィン企画ホラー映画ベストテンに初参加します。なんと当ブログ4年ぶりの新規投稿であります(汗。
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20121031

非常にざっくりと観客を怖がらせるための映画ということで、細かいホラー映画のくくりや定義は決められていませんでしたが(サスペンスやスリラーとの違いとか)個人的には何らかの超常現象なり怪奇現象を(メインではないにしろ)扱っていることがホラー的要素になるのかなと思っています。
というわけでいろいろ悩みながらチョイスしたのが以下10作品です。

1.サスペリアPART2(1975年イタリア ダリオ・アルジェント監督)
<アルジェント作品では最も好きな作品。超常現象を扱っている点では『フェノメナ』や『インフェルノ』の方がホラー要素は多いと思うが、カメラワークとビジュアルの華麗さでこちら>

2.シャイニング(1980年アメリカ スタンリー・キューブリック監督)
<原作者がなんと言おうがキューブリック版を推します。狂って行くジャック・ニコルソンよりもダニーの超能力(シャイニング)が発動していくところが怖かった>

3.CURE(1997年日本 黒沢清監督)
<正直ホラーとしては余り怖くないが、いきなり黎明期の催眠術師メズマーを出してくる脚本や精神分析医役のうじきつよしが発見したという大正時代(?)の催眠術師のフィルム(フェイク)のアヤシサ>

4.バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター!(1978年アメリカ トム・コタニ監督)※TV映画で劇場公開なし
<前半は、ほのぼのしたラブロマンスでファンタジーものかと思いきや、後半一転して不死の魔女伝説とか巨大動物パニックになりぶっ飛んだ>

5.大魔神(1966年日本 安田公義監督)
<小学生のときにTVで大魔神が登場するときの画面が異様にドス黒いのと重苦しい伊福部劇伴とゴンゴンいう効果音の相乗効果で夜寝られなくなった>

6.エイリアン(1979年アメリカ リドリー・スコット監督)
<クリーチャーものとして『クローバー・フィールド』とどちらにするか迷ったが、ギーガーに敬意を表してこちらを>

7.八つ墓村(1977年日本 野村芳太郎監督)
<これはサスペンス映画というよりも、落ち武者の呪いがテーマのホラー映画ということで良いと思う。渥美清金田一があまりにも諦観的なのは呪いの存在を知ってしまったからではないのか>

8.アコークロー(2007年日本 岸本司監督)
<このブログにも書いたが、沖縄の巫女(ノロ)役エリカの存在感が素晴らしい>

9.ウィッカーマン(1973年イギリス ロビン・ハーディ監督)
ドルイドのお祭りで女装してノリノリなクリストファー・リー御大に敬意を表して>

10.箪笥(2003年韓国 キム・ジウン監督)
<美少女ホラーもので日本の『富江』、『エコエコアザラク』、韓国の『ボイス』と迷ったが、観ている客の方がおかしくなりそうな後半からの混乱っぷりが凄まじくこちらを。韓国ホラーはひねり過ぎのものもあるがそこがまた面白い>